赤ちゃんが寝ない?ぐっすり眠れる寝室の作り方

こんにちは!

在米10年目、ロサンゼルス在住のYuiです。

日米の生活・子育てについて、乳幼児睡眠コンサルタントとして、ねんね改善について発信しています。

赤ちゃんがなかなか寝てくれず、寝かしつけにイライラしていませんか?

なかなか眠れないのは、今の寝室の環境が

赤ちゃんにとって寝付きにくい環境だからかもしれません。

今回は赤ちゃんがぐっすり眠れる寝室の作り方をお伝えします!

この記事を読み、寝室の環境を少し見直すだけで

寝かしつけ時間が短くなったり

赤ちゃんが今より長く寝続けてくれる可能性が高くなります。

目次

はじめに

私自身、娘が生後2か月のときに自己流のネントレをしてみたのですが

娘は全く寝てくれず、1時間も泣かせっぱなしにしてしまったことがあります。

今思えば、あの時の寝室は赤ちゃんが寝やすい環境ではなかったんです。

その後、睡眠のことを勉強して、寝室を赤ちゃんが寝やすい環境にしたところ

夜泣きは減るし、1時間かかっていた寝かしつけが10分になったんです。

今回は紹介するぐっすり眠れる寝室の作り方は、

赤ちゃんがスムーズに寝てくれる確率を上げるだけではなく、

乳幼児突然死症候群の発症リスクを下げることにもつながります。

室温・湿度

赤ちゃんがぐっすり眠れる寝室を作る上で、今すぐ見直しができることは、室温・湿度の管理です。

子どもは大人より暑がり。

赤ちゃんが寝やすい室温は、大人が肌寒く感じるくらいの室温なんです。

赤ちゃんにとって寝やすい室温・湿度

  • 室温 20~22℃(68~72℉)
  • 湿度 40~60%

赤ちゃんにとって寝やすいこの室温と湿度は

部屋の位置や子供の平熱によって左右されるので、赤ちゃんを観察することも大切です。

夜中、赤ちゃんが起きたときに背中や頭に汗をかいている場合は暑すぎ。

反対に、おなかや背中がひんやりしていたら寒すぎです。

※新生児など月齢が低い赤ちゃんは汗をあまりかかないので注意

赤ちゃんを温めすぎると、乳幼児突然死症候群のリスクが上がるという研究結果もあるので

室温が高すぎること、衣類の着せすぎには注意をしましょう。

ちなみに室温20~22℃の場合、寝る時の服装は

肌着薄手の長袖パジャマガーゼのスリーパーくらいがいいですよ。

また、エアコンの風は直接赤ちゃんに当てないように、布団やベビーベッドを配置しましょう。

湿度について、湿度計がない方は、大人が不快に感じない湿度を心がけるのもいいと思います。

簡単な例えなら、ジメジメした梅雨や夏は除湿器をかけたり、冬は加湿器をつけたり。

室内で洗濯物がすぐ乾いたり、喉や肌が乾く感じがするときはだいたい湿度は低いし、

フローリングがさらさらしていなかったり、肌がべたつくときは湿度が高かったり、

生活していく上で湿度が高すぎる、低すぎるというのはだいたい感覚として分かると思うので

そういう時は除湿や加湿で湿度を調節してみてください。

しっかり室温・湿度管理をしたい方は

室温・湿度が図れる計測器があるといいですね。

ホワイトノイズ

赤ちゃんにとって静寂は逆効果!

赤ちゃんが安心する音であるホワイトノイズ(昔のアナログテレビの砂嵐、ザーザーという音)を流してみましょう。

ホワイトノイズには、眠りを妨げる雑音や生活音を打ち消す効果もあるんです。

ママやパパの寝返りの音や咳、リビングから聞こえるテレビの音、外のごみ収集車の音など

赤ちゃんが起きてしまう雑音や生活音は意外と多いんです。

ホワイトノイズをかけていると、赤ちゃんがこれらの音で起きてしまうことを防げます。

うちの夫は、たまに寝言を言う人なのですが…笑

結構大きい声で発した寝言だったとしても

ホワイトノイズのおかげか、娘が夫の寝言で起きたことはありませんでした。

これは、必ずしもザーザー音でなければいけないという訳ではありません。

水が流れる音、波の音でもいいし、扇風機や空気清浄機の音などでもOK!

寝かしつけから朝起きるまで、連続して同じ音を鳴らしておきましょう。

睡眠が浅くなり、夜中に少し目を開けることって大人でもたまにありますよね。

もし夜中に起きたときの環境が、眠りについた時の環境と変わっているとびっくりしませんか?

赤ちゃんも同じ。寝かしつけされたときと、夜中の環境が同じであることが赤ちゃんを安心させるんです。

ホワイトノイズを流す機械は、スマホ・タブレットのアプリや、専用のホワイトノイズマシンがおすすめです。

Yogasleep Hushh Portable White Noise Sound Machine

私が実際使っていたのは、この写真のように持ち運びできるタイプ。お出かけ時にも便利でしたよ。

ホワイトノイズを流す機械は、寝床から2mほど距離を置いて設置しましょう。

音量はうるさいと感じない程度、50デシベル程(換気扇やクーラーの音くらい)がいいです。

遮光

赤ちゃんは光に敏感。

部屋は真っ暗な方がぐっすり寝てくれる子が多いんです。

とくに、朝日が昇ってきたと同時に早起きしてしまう子や、

お昼寝が長く眠れない子は寝室の遮光をおすすめします。

アメリカの家ってブラインドが多いんですが、隙間から外の光がたくさん入ってくるんです。

そのため、我が家では吸盤付きの遮光布を窓に直接貼っていました。

Amazon Basics Portable Travel Window Blackout Curtain Shades with Suction Cups

我が家の寝室の窓はこんな感じです!

遮光布を窓に貼った後、さらに隙間をテープで埋めたり(上記写真の左)

IKEAのショッティスという遮光の紙ブラインドを貼ったりして(上記写真の右)

寝室はほぼ完全に遮光にしていました。

遮光って、お金がかかりそう、取り付けも大変そうと感じる方もいると思いますが

IKEAのショッティスは1,000円以下!

さらに材質は紙なので、切って好きなサイズにできるので手軽に寝室の遮光ができますよ。

SCHOTTIS ショッティス遮光プリーツスクリーン, ダークグレー

私の友人でもっと手軽に遮光したいと言っていた方は、アルミホイルを窓に貼って遮光していました。

光が入ってこないのであれば、何でもいいんです。

遮光カーテンをすでに使用している方は、カーテンの上や下の隙間をタオルやクッションで埋めるだけでも、だいぶお部屋は暗くなりますよ。

うちの娘はかなり光に敏感だったので、ここまで窓を遮光しても、ドアの隙間から入る光で起きてしまっていました。

そこで、うちはドアの隙間もテープで埋めていたんです。

黒いマスキングテープを、1/3だけ粘着部分が残るように折って、写真のようにドアに張り付けていました。

ベストなのは、何も見えないくらいの真っ暗闇ですが、少しの遮光で睡眠改善した赤ちゃんもいます。

お子さんが光に敏感な方は、ぜひ寝室の遮光を試してみてくださいね。

安全な寝床

赤ちゃんにとって一番安全な寝床は、

親と同室で別の寝床と米国小児科学会は伝えています。

赤ちゃんの寝床はベビー布団や添い寝派の方も結構多いのですが、個人的には、安全面から

赤ちゃんの寝床はベビーベッドが一番いいと思っています。

布団はハイハイが始まると簡単に寝床から移動できるようになるので、ベビーサークルなどで布団を囲うようになる方が多いのですが、

布団のサイズに合うサークルを探すのも大変だし、体重をかけると倒れてしまう恐れもあります。

添い寝は、親の寝具が赤ちゃんにかかる、親のベッドから落ちるなどの事故のリスクが高い。

これらを考えると、ベビーベッドが一番安全なんです。

より安全にぐっすり寝られる環境を作るために、以下の注意点に気を付けてください。

ベビーベッドを使う上での注意点

  • ぬいぐるみや枕など何も置かない
  • 固いマットレスを選び、シーツはシワやヨレがないようにする
  • クッションタイプのベッドガードやバンパーは窒息の可能性があるので 絶対に使用しない
  • カーテンのひもに首がかかる可能性があるので、窓際には置かない
  • 必ずPSCマークとSGマークの2点(厳しい審査をクリアした印)がついているものを選ぶ

ベビーベッドは1年ほどしか使わないし、捨てるのも大変そうだから、買うとなるとちょっと躊躇してしまうという方もいると思います。

ベビーベッドはレンタルできるということを知っていますか?

「お住まいの地域、ベビーベッド レンタル」でぜひ調べてみてください。

意外と多くの会社さんがベビーベッドを貸し出していますよ。

IKEA等の海外家具店だと、ベビーベッドの柵をひとつはずして幼児になっても使えるベッドも売っています。

また、ベビーベッドは四方囲まれていることで赤ちゃんが安心できる空間にもなります。

例えば、あなたが「広い体育館の真ん中で、シングル布団をひいて寝てください」と言われたらどうですか?

落ち着いて眠れないですよね。

大人にとっては狭い寝室でも、赤ちゃんにとっては広い空間なので

ベビーベッドはちょうどいい狭さで安心できる場所になるんです。

これらの理由から、赤ちゃんの安全と快眠のためにも

寝室に置く赤ちゃんの寝床は、ベビーベッドがおすすめです!

まとめ

私が過去にやって失敗した娘のネントレは

明るくて暑い室内で、大人のベッドに娘を置いて寝かせるというものでした。

それが失敗したから、しっかり睡眠の知識をつけようと思って睡眠の勉強を始めました。

寝室の見直しも大切ですが、さらにぐっすり寝てくれるようになるために

以下の記事を参考に、寝かしつけるタイミングやスケジュール管理も確認してみてくださいね。

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この記事を書いた人

出身は宮城県仙台市。在米10年、現在はロサンゼルス在住。乳幼児睡眠コンサルタントとしても活動中。日米の生活や子育て、子どもの睡眠改善についての記事を書いています。

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