アメリカで子どもが保育園・幼稚園など、学校に行きだすと困るのがお弁当作り。
日本のお弁当に入れられる冷凍食品が簡単に手に入らない中で、何をお弁当に入れようか迷っている方は多いはず!
冷凍食品だけではなく、薄切り肉やソーセージなどの日本のお弁当の定番食品は
地域によってはなかなか買えない、買えたとしても割高なんです。
給食があったとしても、ホットドック、ピザ、ハンバーガーなどで
栄養面が心配でお弁当を作っている方も多いようです。
私自身、娘が生後5か月のころから週5で保育園に預けており、離乳食からお弁当を持たせていました。
このお弁当作りが大変で、何を持たせるか、どうすれば簡単に作れるか悩み、かなり苦労しました。
今回は私の経験だけではなく、在米のママ友達にも聞いた
アメリカで楽してお弁当をつくるコツを紹介します!
アメリカのお弁当事情
現地のアメリカ人のお弁当はこんな感じです。
主食はサンドイッチやチキン、トルティーヤ、クラッカーなど。
おかずは野菜やフルーツをそのまま入れちゃう、とってもシンプル!
地域や学年にもよりますが、だいたいランチ前の午前中にスナックの時間があります。
そのため、ランチ時間にはそんなに空腹ではないこと
ランチを食べる休み時間も短いこと等から、このようなスタイルのお弁当が主流とのようです。
親が友働きで手軽に作れるからという理由もあると思います。
おすすめの冷凍食品
ザ・アメリカンなお弁当よりも、日本の要素を取り入れたお弁当を作りたい方!
アメリカで買える、在米ママ達おすすめのお弁当用の冷凍食品を紹介します。
まずはトレーダージョーズで買えるおすすめたち!
・Silver Dollar Pancakes
これにジャムやあんこを挟んで、小さいどら焼きみたいにするのがおすすめ。このまま食べても美味しいです。掴み食べを始めた幼児のおやつにもぴったりです。
・Party Size Mini ミートボール
このままでも美味しいけど、ミートボールのたれを作って絡めるのと最高です。
・ブロッコリー
自分でゆでるより手軽で時短になります。私はいつも、小皿に冷凍ブロッコリーがかぶるくらいの水を入れて、レンジでチンしています。
・コーン
日本のマクドナルドでコーンと枝豆のカップを見てからは、よく枝豆と一緒にお弁当に入れてました。
そのほかにも、ラーメンのトッピングにそのまま入れたりしています。
・Japanese Style Fried Rice
ママ友から大絶賛のチャーハン。私は味が濃い方が好きなので、醤油やごま油を少し入れています。風味が増して美味しいですよ。
つぎに、スーパーで買えるおすすめ品たち!
魚フライはフライドポテトと合わせると、海外のバーで出てきそうなフィッシュアンドチップス!これだけを夕食に食べる方も多いです。
サカナフライやチキンナゲット等の冷凍食品はエアフライヤーで調理するのがおすすめです。オーブンを使うよりサクサク感が増し、時間も短いので調理の時短にもなります。
我が家は、恐竜ナゲットはレンチンでお弁当に入れるだけではなく、たまにご飯のおかずにもしています。
アメリカの定番を取り入れる
上記で紹介した冷凍食品だけでは、少し栄養が偏ってしまうので
アメリカで定番の栄養があるおかずを入れてみましょう!
まずは、定番の野菜からご紹介。
・きゅうり
・セロリ
・トマト
・生にんじん・ベビーキャロット
ベビーキャロットは、このように袋で野菜コーナーに売ってます。洗って入れるだけ!
次に、フルーツの定番です。
・いちご
・ブルーベリー(ブラックベリー、ラズベリーなどのベリー系)
・りんご(パウチに入ったすりおろしりんご/アップルソースも便利)
・バナナ
・みかん
・ぶどう
※ぶどう等の果物は窒息事故を防ぐため、必ず小さく切ってからお弁当に入れましょう。
その他にもスティックのさけるチーズ(String cheese)、Babybelチーズもお弁当に入れる方が多いです。
これで栄養面はだいぶバランスが取れるはずです!
お菓子もおかず
アメリカのお弁当で驚いたことのひとつが、お弁当にお菓子が入っていることです。
チーズのお菓子やクラッカー、ナッツ類は甘くないからまだ理解できるのですが、
グミやオレオ、クッキーもお弁当に入れる家庭が多いんです。
ここで、お弁当に入れる(隙間を埋める)お菓子系もご紹介します!
しょっぱい系
・プレッツェル
・チーズスナック(GoldfishやAnnie’sのCheddar bunnies)
・ポテトチップス
・ナッツ類(学校によって持ち込み禁止なので事前に要確認)
・ポップコーン
・クラッカー
甘い系
・クッキー(チョコは学校により持ち込み禁止なので事前に要確認)
・グミ(フルーツ果汁系が人気)
・オレオ
・コーンフレーク・シリアル
・ドライフルーツ
うちはよく、チーズスナックとプレッツェルをお弁当の余った箇所に入れていました。
遠足のときのお弁当
娘がはじめて遠足に行くことになった時、学校からお弁当についての指示がありました。
お弁当はすべて捨てられる容器に入れてきてください。
お水もペットボトルで用意してください。
遠足先で忘れ物が出ないように、持ち物はお弁当のみ。
食べ終わったお弁当の容器や余りはすべて捨てられます。
リュックも水筒もだめ、お弁当を入れる袋はよくアメリカの映画やドラマでみる
茶色い紙袋に生徒の名前とクラスを書いて持ってくるようにとのことでした。
なんと合理的なんでしょう!
忘れ物があったら先生も困りますもんね。
ということで、うちが用意した遠足のお弁当は…
ロールパン、チーズスナック、みかん、プレッツェル、ペットボトルの水
とっても簡単な栄養が偏った内容となりましたが
娘に聞いたらみんな似たようなお弁当だったそうです。
まとめ
ここまで読んだ方はなんとなく分かってもらえたと思うんですが、
アメリカはお弁当作りに時間をかけない人が多いし、中身は何を入れてもいいんです。
この写真は娘がまだ幼稚園入りたてくらいの我が家のお弁当です。
主食は全粒粉パン、おかずにハンバーグ、さつまいもスティック、ブロッコリー
他の日のはこんな感じ(自分のインスタのストーリーズにアップしたもの)
ご覧の通り、おかずはワンパターンです!笑
お弁当箱は食洗器で洗えるもの、仕切りがついているものを使っています。
日本式のお弁当作りを諦めてから、作るのがだいぶ楽になりました。
とりあえず、豆腐と野菜入りハンバーグを作り置き+冷凍しておいて
それで自分的にお弁当の栄養はオッケー!悩みすぎない!と思うことにしました。
お弁当作りで悩んで出た私の結論は、
日本のお弁当をアメリカで作ろうとするから大変だということです。
そして、日本式のお弁当が必ずしも子どものためになるとは限りません。
ごはんとおかずがぎっしり入った日本のお弁当を持って行った子が
時間が足りなくて全部食べ切れなかったという話も聞いたことがあります。
他には、おにぎりをお弁当に持って行ったところ、海苔を見慣れていない他の子から
「ウェ~!なんだその黒いやつ、気持ち悪い!」と言われてしまった子もいます。
逆に、アジア人が多い学校はアメリカすぎるシンプルなお弁当を持っていくほうが目立つこともあります。
なので、日本とアメリカのいいとこ取りな、ご家庭に合ったお弁当が一番いいと思うんです。
今回の記事が、アメリカでのお弁当作りの参考になれば嬉しいです。