家族でロサンゼルスから日本に引っ越すことを決めた私たち。
アメリカ人の夫が日本に住むための配偶者ビザを取る前に、在留資格認定証明書というものを取る必要がありました。
我が家は在留資格認定証明書については、行政書士に取得をお願いすることにしました。
今回は、外国人の夫の在留資格認定証明書交付申請の方法と実際のタイムラインについてお伝えします。
この記事を読むと、行政書士を通した海外からの在留資格認定証明書の取り方、申請までの流れを知ることができます。
在留資格認定証明書交付申請とは
海外に住んでいる外国人配偶者を日本に呼び寄せるための申請のこと。
在留資格認定証明書を受け取った後に、日本領事館や日本大使館でビザ申請を行うことができ、配偶者ビザの交付となります。
COE(CERTIFICATE OF ELIGIBILITY)とも呼ばれています。
在留資格認定証明書は入管からの推薦状のようなもので、この証明書が取れたからといって配偶者ビザが必ず取れるわけではありません。
より詳しい内容は、出入国在留管理庁のサイトで確認できます。
ポイント
- 申請先は居住予定地を管轄する入管(地方出入国在留管理官署)
- 申請できる人は日本にいる外国人配偶者の親族か行政書士、弁護士に限られている
- 在留資格認定証明書が交付された日から3カ月以内にビザ申請を行う必要がある
- 配偶者ビザを交付されてから、3カ月以内に日本に来日する必要がある
配偶者ビザを申請するまでの流れ
外国人配偶者が海外に住んでいる場合、配偶者ビザを申請するまでの流れはこんな感じです!
オンラインでも申請可能です。
交付されるか、不交付になるかはここで判明します。
2023年から、オンラインで申請した場合は在留資格認定証明書を電子メールで受け取ることが可能となりました。
現在住んでいるエリアを管轄する日本領事館等に申請をします。
在外日本大使館・領事館で受け取ります。
日本に入国後は、到着した空港で上陸審査を受けます。
上陸審査後に在留カードが交付されます。
行政書士から申請する
私たちは自分で申請はせず、行政書士に申請をしてもらうことにしました。
在留資格認定証明書は行政書士を雇わず、自分たちで申請する人も多いんです。
海外在住の私の友人は、先に日本人である友人が日本に住み、自分で申請をしてから外国人の配偶者を呼び寄せる方法を選びました。
行政書士を雇うことにした理由
- 自分たちで申請して失敗したくない
- 夫婦ともに無職の状態で日本に移住する
- 過去に夫が日本に住んでいたときのビザの種類などをあまり覚えていない
- 日本に住む親族に負担をかけたくない
- 家族同じタイミングで日本に移住したい
- 費用が思ったより安かった
ちなみに、申請までのサポートでいくらになるか見積をもらったところ、約15万円とのこと!
アメリカのビザサポートを弁護士にお願いすると100万円くらいかかるので、それに比べるとかなり安いと感じました。
また、夫婦ともに無職で配偶者ビザを申請する場合、ある程度の貯金額がないとビザが発行されないようです。
このある程度の額というのが入管ははっきり提示していないのですが、お願いした行政書士事務所は過去の配偶者ビザの申請状況からこれくらい貯金があれば申請が通るという社内データがあるとのこと。
その社内データはいくらとは教えてもらえませんでしたが、私たちは問題ないだろうと言ってもらえたのも申請する上での安心材料となりました。
これらの理由から、申請はプロにお願いしようと決めました。
行政書士の探し方
ネットで検索するとたくさんの行政書士事務所が出てきて、どの事務所にお願いするかとても迷いました。
私が心配だったのは、詐欺にあうことです。
お金を払った後に、この会社と連絡が取れなくなるのではないか。
この事務所は本当に存在するのか。
海外に住んでいると、実際に事務所を訪問することができないためこのような不安がありました。
そのため、いいなと思った事務所はGoogleマップでも検索し、実際に建物があるか、看板があるかを確認。
また、マップ内にあるクチコミも本物か、数が多いかを確認するようにしました。
こうして1社にしぼり、無料相談で担当者と話してから行政書士事務所を決めました。
結果、申請をお願いすることになった事務所には満足しています。
担当の方からの返答はいつも早いし、申請の準備が進むたびにしっかり連絡をくれるので安心できています。
配偶者ビザが無事に取れた際には、その事務所を紹介させてくださいね。
実際のタイムラインと必要書類
私たちは、2025年の3月に日本に引っ越すことを目標にしています。
その場合のタイムラインは以下のようになります。
タイムライン
2024年6月:行政書士と申請のスケジュール決め
2024年9月:申請の準備開始
2024年11月:在留資格認定証明書交付申請を行う
現在:入管での審査まち
必要書類
海外在住で行政書士に申請をお願いする場合でも、日本にいる家族に協力してもらう必要があります。
いくつかの書類にサインをもらうだけです。どの書類のどこにサインをすればいいかは、分かりやすい状態で日本の家族に届き、それを事務所に返送してもらいます。
我が家の場合は、私の母にお願いすることにしました。
海外在住の私たちが準備した書類
- 夫婦のパスポートのコピー
- 私の母の運転免許証、もしくはマイナンバーカードのコピー
- アメリカの結婚証明書のコピーと日本語訳
- 夫婦のアメリカの免許証のコピー
- 銀行の預金額がわかる資料
- 夫婦が映っている思い出の写真10枚ほど
- 夫の証明写真
③の結婚証明書の日本語訳は在アメリカ合衆国日本国大使館のサイト内にある証明書様式を使用しました。
⑦の夫の照明写真は証明写真アプリを使用、その名も「証明写真アプリ」です。笑
ちょっとした失敗談
在留資格認定証明書の申請中に、夫婦間でちょっとしたいざこざが発生!
夫のビザ申請は、行政書士が日本人ということで私のみが関わっていました。
私が交付申請をした後の流れが全く頭に入っておらず、夫に質問されても私が何も回答できなかったことが原因でした。
行政書士に任せているから大丈夫だろうと安心しきっていたんです。
私たちと同じように行政書士を通して外国人夫・妻の配偶者ビザを申請する方は、はじめから2人で流れを把握して進めていくといいと思います。
そして、申請についての細かいことは後で読み返せるように、すべてメールに残すことをおすすめします!
まとめ
現時点で、我が家の場合は行政書士に申請をお願いしたことは正解だったと思っています。
理由は引っ越し準備が思っていたより大変だったのと、日本に住む母がまだ仕事をしており、平日は自由に動ける日が少ないからです。
今回の記事が私たちのように海外に住む国際結婚カップルで、日本に住むことを考えている方の参考になれば嬉しいです。
日本に帰国する理由についての記事も書いています!