【在米者必見】本場のハロウィンをとことん楽しむ方法

アメリカで秋のビッグイベントのひとつ、ハロウィン！

10月になると、アメリカのあちこちがハロウィンムードに包まれます。

本場のハロウィンは子どもだけではなく、大人も全力で楽しむ人が多い印象。

うちのアメリカ人夫もハロウィンが大好きなんです。

日本で生まれ育った私にとって、ハロウィンって若者がコスプレして

どんちゃん騒ぎする印象の方が強かったんですが…笑

アメリカで暮らしてみて、そのイメージがどんどん崩れていったんですよね。

それは子どもから大人まで、みんなが楽しめるイベントであることが分かったから。

今では私もすっかりハロウィン好き。

10月に入ったら、我が家のハロウィンシーズンの開幕です。
ハロウィンの映画やドラマをほぼ毎日見て、10月31日までムードを高めていきます。笑

今回は私がアメリカ生活で実感した、本場のハロウィンをとことん楽しむ方法を紹介します。

ハロウィンとは

ハロウィーンの風習は、アメリカの他の祝祭日と同じように、さまざまな伝統から進化してきました。ハロウィーンという名前は、11月1日の「万聖節」と呼ばれるキリスト教の聖人を祝う日の前日を意味する「All Hallows Eve（オール・ハロウズ・イブ）」に由来しますが、起源は紀元前にさかのぼります。

2000年以上前、現在のアイルランド人、ウェールズ人、スコットランド人の先祖にあたるケルト人たちは、収穫期が終わり、寒く暗い季節の到来を告げる祭事を10月31日に行なっていました。古代ケルト人たちは、10月31日の夜になると死者の霊がこの世に戻り、生きている人に取りついたり作物を荒らしたりすると信じ、このような幽霊たちを追い払うため、怪物やお化け、悪魔などに扮したと言われています。ハロウィーンがアメリカに伝わったのは、1840年代のことで、アイルランド人、イギリス人など多くのケルト系移民によって持ち込まれました。

（アメリカ大使館公式マガジンより）

上記を見てもらうと分かるように、ハロウィンはアメリカでは150年以上も続く伝統的なイベントなんです。

アメリカで生活した人にとって、子どものころに経験したハロウィンのいい思い出がたくさんあって

だからハロウィンが好き、楽しいとずっと思えるんだろうし

その楽しさを今の子どもにも味合わせてあげたいという気持ちが強いのだろうと

私の身近な人を見て感じています。

そしてハロウィンは、当日だけ楽しむのではなくて、シーズンで楽しむもの！

そう感じてからは、10月が何倍も楽しく過ごせるようになりました。

飾り付け

アメリカってシーズンごと、イベントごとに家の中の飾りや小物を変える人が結構多い。

例えば、玄関マットやキッチンのタオル、ランチョンマット、マグカップなどなど…

うちの義母もそうなんですが、ハロウィン、サンクスギビング、クリスマス、バレンタインデー、春、夏と

家の中の小物が変わるのでシーズンを楽しんでいる感があって、テンション上がるんですよね。

10月に近づくと、ハロウィンの装飾品が売られ始めます。

HomegoodsやTargetで安くてかわいいものが手に入るので、家の中を飾り付けしてみるのがおすすめ！

以下の写真のように、家の外をデコレーションする家も多いですよ。

トリックオアトリートで子どもたちにお菓子を配りたい方はぜひお試しあれ！

家の外もこのように飾り付けしておくことで、子どもたちが訪れやすくなります。

アパートやコンドミニアムなどの集合住宅に住んでいる方は、ドアにリースをかけてみたり、

ドアマットを変えたりして装飾を楽しんでいる方もいます。

限定フレーバー

アメリカの飲食店ではこの時期限定フレーバーの商品がたくさん出てきます。

例えば、クリスピークリームやダンキンドーナツ、スターバックス、ハンバーガーチェーンでは

デコレーションがハロウィン仕様だったり、パンプキン味だったり。

ローカルなカフェも要チェック！

うちの近所のカフェでは、こんなかわいいカップケーキが売っていました。

これ系はお友達のお家に行くときの手土産にかなり喜ばれます。

うしろにちょっと見える紫のカップケーキは、本当は魔女の帽子で先が尖っていたのに

ケースに入れられて、店員さんによってつぶされました笑

また、スーパーではこの時期限定のお菓子や、

トリックオアトリート用の小分けになったお菓子が大量に出てくるので

それを日本のばらまき土産用に買ったりする人もいます。

お土産にこれらのお菓子を買うなら、絶対に11月1日以降がおすすめ。

ハロウィンで売れ残ったお菓子が安くなるからです。笑

コスチューム

ハロウィンを楽しむために必要なもの、コスチューム！

これは大きな声でお伝えしたい、コスチュームは早めに買っておいた方がいい！

なぜなら10月になると、多くの人がコスチュームを買い出すので、

売り切れも増えるし、なにより届くまで時間がかかり、ハロウィンまで物が届かないってことになるから。

私自身も何度も経験しました。

いいコスチュームをネットで見つけたのに、届くのに1か月かかるなんてことを…

毎年「今年こそ早く買おう」と思っているのに、気づくともう10月になっているんですよね笑

今年、うちは家族でゲームのマリオブラザーズの仮装をする予定なんですが

私はヨッシーになりたくてAmazonを見ていたら、いい感じのヨッシーのパーカーを見つけたんですよ。

（ハロウィン終わっても部屋着で使いたいと思っていた）

けどね、届くのが10月16日～11月16日の間のどこかと記載があり…諦めました。

あと2週間くらい早めにコスチューム探しを始めていればよかった！ん～悔しいっ！

特にサブキャラや新しいキャラクターだと、コスチュームを探すのが大変です。

できれば9月中にはどの仮装をするかを決め、すぐに買っておくことをおすすめします。

あとは、ディズニー系の仮装はディズニーのアウトレット店舗をはじめにチェックするといいですよ！

アウトレットなのに、Targetやオンラインストアで売られている同じコスチュームが3割引きとかで売られています。

これも10月になると在庫がなくなってくるので、早めにチェックして購入しておきましょう。

地域や学校のイベント

10月はだいたい毎週末どこかでハロウィンのイベントが開催されているので、参加してみましょう！

最近はトリックオアトリートではなくて、駐車場で車のトランクを装飾して

トランクオアトリートをするイベントも増えてきています。

それぞれ工夫して車をデコレーションするので、見ているだけでも楽しくなります。

おすすめのイベントは、市や町、ショッピングモールや学校が開催しているイベント

そして、農園がやっているパンプキンパッチです。

アメリカはどこも安全とは限りませんからね。

イベントの開催者は誰か等、危険性やリスクは事前に確認して、さらに配られるお菓子は十分に注意して

安全にイベントを楽しんでください！

ジャックオーランタン

ハロウィン当日が近づいてきたら、ジャックオーランタンを作ってみましょう！

この写真は、私たち夫婦がジャックオーランタンを作っている様子を友人が撮影してくれたものです。

注意点を先に言っておきますが、ジャックオーランタンは数日ですぐカビます。

寒い地域は外に出しておくと1週間は大丈夫だったりするらしいのですが、

私が住んでいるロサンゼルスは何もしなければ2日でカビます。

なので、我が家はいつも10月29日か30日あたりに作っています。

ジャックオーランタンを長持ちさせるために、漂白剤につけたりする方もいるらしい。

かぼちゃ自体は近所のスーパーやパンプキンパッチで早めにゲットしておいて、

切ったりせず、飾りとして家に置いておくといいですよ。

ジャックオーランタンの作り方はとっても簡単。

①かぼちゃのヘタの回りを丸くくり抜きます

※ヘタは長いほうが手で掴んで取りやすいので、かぼちゃ購入時の参考まで

②スプーンやヘラなどで種とワタを取り出す

※この時にガリガリしながら、できるだけワタを取ることが長持ちの秘訣

③好きなデザインの下書きをかぼちゃ表面にして、あとはくり抜くだけ

※家にある小さい包丁でもできますが、スーパーやAmazonで売っている

ジャックオーランタン作り用のナイフセットがあるととても便利です

④完成したらLEDキャンドルなどを中に入れてみてくださいね

ここで過去に我が家が作ったジャックオーランタンのご紹介。

今年はどんなデザインにしようか悩むのも楽しいんです。

できあがったものは玄関の外に飾っています。

トリックオアトリート

10月31日ハロウィン当日は、トリックオアトリートに行ってみましょう！

幼児から中学生くらいがお菓子をもらいに行きますが、年齢制限は特にありません。

お子さんがいない方は近所を歩くだけでも雰囲気を楽しめるはずです。

ただ、どのエリアでも、どの家に行ってもいいわけではありません。

以下の注意点を参考にしてください。

子どもたちがトリックオアトリートに行く上での注意点

せっかくトリックオアトリートに行くなら、激アツ地域を狙っていくのがおすすめ！

だいたい、小学校の近くの一軒家が多い住宅街で、ハロウィンの装飾が凝っているお家が多い場合、

そこは地元民が集まるトリックオアトリートの激アツ地域かもしれません。

どこの地域にも、そのような激アツ地域が存在していて、

そのエリアに住む住人はだいたい玄関の前に座って、ひっきりなしに来る子どもたちにお菓子を配っているんです。

また、集合住宅でもトリックオアトリートをすることがあります。

お住まいの管理オフィスに確認してみましょう。

私が過去に住んでいたアパートでは、トリックオアトリートに参加する住民は

アパートのドアに管理オフィスが作った専用の紙を貼っておくシステムでした。

トリックオアトリートをする時間などは地域や曜日によっても異なります。

例えば、ハロウィンが平日の場合は、

翌日の学校のことを考えて早い時間に行って帰る子が多い印象。

ご近所さんに聞く、当日外に出て様子を見てみるなどで時間を確認するといいと思います。

まとめ

ハロウィンは約1か月も楽しめる楽しいイベント！

特に当日のトリックオアトリートはなかなか日本では味わえません。

お菓子をいっぱいもらうので、お子さんがいる方はあらかじめお菓子のルールを決めておくといいかも。

例えば、このお菓子はだめ、何個までなら食べていいなど。

うちはもらったお菓子を子ども用にいくつか厳選し、1日ひとつだけ食べていいというルールにしました。

残りは会社にもっていったり、親が食べたり。

近所の歯医者でお菓子を回収（寄付）している友人もいます。

まだアメリカでハロウィンを経験したことがない方、今回の記事をぜひ参考にしてみてくださいね。