この記事では、子どもの睡眠で悩んでいる方に、まず最初に試してみてほしいことをお伝えします。
子どもの夜泣きや寝かしつけを改善をしたいけど、
何から始めていいかわからない方は、今回の記事の内容をまずは試してみてください。
この記事を読むと、赤ちゃんが寝やすいタイミングや睡眠のスケジュールを整える方法がわかります。
さらに、赤ちゃんの眠たいサインを知れるため、赤ちゃんに合った寝かしつけるタイミングがわかるようになります。
ねんねのお悩み
「夜泣きで、夜中に何回も起きてしまう。毎回、寝かしつけをするのがしんどい」
「寝かしつけに1時間以上かかってしまう。寝かしつけ時間を短くしたい」
このようなお悩みのご相談をたくさんいただきます。
ネントレをしないと改善できないと思っている方が結構多いのですが、必ずしもそうとは限りません!
このお悩みがある方にまず最初に試してみてほしいことは、
日中しっかりお昼寝をさせるために、日中の睡眠スケジュールを整えることです。
これをするだけで夜泣きが減ったり、寝かしつけ時間が短縮する可能性があるんです。
では、どうやって日中の睡眠スケジュールを整えるかを
夜泣き、寝かしつけに時間がかかる原因と一緒にお伝えします。
疲れすぎると眠れない
そもそも子どもって、疲れすぎると眠りにくくなるって知っていましたか?
疲れたら眠くなるのは大人なら当たり前のことですが、子どもは違うんです。
赤ちゃんや幼児は、疲れすぎるとストレスホルモン(コルチゾール)が過剰に分泌され、
興奮状態になり、逆に眠りにくくなってしまうのです。
子どもは疲れすぎないタイミングで寝かしつけることで、
スムーズに寝てくれる確率が上がり、夜泣きが減る可能性があるんです。
アメリカは企業によりますが、ほどんどの会社が日本のような産休のシステムはありません。私は少しでもお金をためたかったので、出産3日前までフルタイムで仕事をしていました。
仕事が忙しかったこともあり、赤ちゃんの睡眠については調べていませんでした。
そのため、疲れすぎると眠れないとか、そもそも赤ちゃんの寝かしつけが大変だということはイメージできていませんでした。
子育てのことは、子どもが生まれた後に自分の母や義母に聞けばいいや!と思っていたんです。
何の知識もなく始まった子育ては想像以上に大変でした。
「赤ちゃんは昼寝をしない方が、疲れて夜ぐっすり寝てくれるのよ」
と母に言われ、日中は娘をなるべく起こしておこうとしていました。
自分が夜通し寝たいから、娘にも夜はなるべく長く寝てほしいからです。
産前は「趣味は寝ること」と言っていたくらい、寝ることが好きだったし、
寝ないと体に不調が出始めるから寝ないなんて無理!と思って生きてきたんです。
日中なるべく寝かせないようにしているのに、なんで数時間ごとに夜泣きするの?!
寝かしつけってこんなに大変だったの?!と悩む毎日。
睡眠不足と慣れない子育てで疲れ果てていました。
あの時の自分に言ってあげたい、それは間違った情報なのだと。
子どもは起きっぱなしで疲れていると余計眠れないし、夜泣きの原因にもなるんだよと。
では、疲れすぎない・寝かしつけやすいタイミングについて次で説明していきますね。
活動時間を知る
赤ちゃんや子どもにはある程度、機嫌よく起きていられる時間=活動時間が決まっています。
この活動時間を目安に、疲れすぎる前に寝かしつけをすることで、スムーズに寝てくれる確率が上がるんです。
下記の表が活動時間の目安です。
※早産の場合は修正月齢でみてください。
※表の時間はおよその時間です。その日の活動量や体調によって活動時間は変わります。
生まれたての新生児は、機嫌よく起きていられる時間は約40分とかなり短いんです。
もし新生児が2時間も起きているとします。
その場合、赤ちゃんは疲れすぎている可能性が高く、寝かせようと思っても興奮してなかなか寝てくれないという状態になるかもしれません。
私が赤ちゃんの睡眠について勉強を始める前、この活動時間の表にとらわれていました。
この表をの活動時間がオーバーしているから、早く寝かさなきゃ夜泣きされてしまうと焦って寝かしつけをしていたんです。時にはイライラもしていました。
子どもの睡眠を優先して、お出かけを控えていたりもしました。
しかし、睡眠コンサルタントの資格を取得したあと、そこまで気にしすぎなくてもよかったと気付いたんです。
活動時間について、様々な団体が提示しています。私が所属するIPHIが出している活動時間は、他の団体と比べて短い時間となっています。
この表を目安にし、日々寝かしつけをする。お出かけ時などは、活動時間がオーバーしてしまったら、夜はいつもより早く寝かしつける等で調整してみてください。
必ずこの表の通りにしないといけないと思わず、参考までに!
睡眠スケジュールの整え方
ここで、活動時間の表を目安に睡眠のスケジュールを整えていく方法をお伝えします。
例えば生後4か月の赤ちゃんの場合、活動時間は約1時間30分ほどです。
朝7時に起きたとすると、午前8時30分には朝寝をすることが望ましいです。
朝寝は、午前8時30分から10時まで寝たとします。
次のお昼寝は1時間30分後の、午前11時30頃になるように寝かしつけをしてみてください。
ただ、ここで紹介している活動時間の表はすべての子に当てはまるわけではありません。
活動時間以上起きていてもご機嫌な子もいますし、夕方はもっと短い時間には眠そうで不機嫌になる子もいます。
まずは、活動時間を目安に寝かしつけをし、それに慣れてきたらお子さんをよく観察して
その子に合った寝かしつけのタイミングを探ってみましょう。
ここでの寝かしつけ方法は、新しい方法を試さなくてOKです。
まずは赤ちゃんの睡眠スケジュールを整えることが目的なので、いつも通りの寝かしつけ方法をしてみてください。
子どもの眠たいサインを知る
我が子に合った寝かしつけのタイミングを探るために、子どもの眠いサインを知っていると便利です!
子どもの主な眠いサイン例
目をこする・ぐずる・目を大きく開く・叫ぶ・顔を保育者にこすりつける・転ぶ・あくびをする
耳をひっぱる・目をぱちぱちする
これらのサインが出てきたら、寝かしつけを開始した方がいいということです。
お昼寝から起きてどれくらいの時間でこのサインが出てくるか観察してみましょう。
特に、目をこする・ぐずる・あくびをするは疲れすぎている時のサインです。
これらサインが出たときは、翌日はもう少し早めに寝かしつけを開始することをおすすめします。
お昼寝をどれくらいしたかによっても、眠いサインが出てくるタイミングが変わります。
例えば、いつもは1時間以上お昼寝するのに、30分で起きてしまった場合、
疲れが取れきれず、活動時間よりも短い時間で眠いサインが出るかもしれません。
活動時間はあくまでも目安なので、活動時間よりも早いタイミングで
子どもが眠たそうにしている場合は、すぐに寝かしつけを始めてみましょう。
まとめ
子どもの睡眠改善をしたい場合、最初に試してみてほしいことをまとめました。
- 日中はしっかり昼寝をさせる
- 活動時間を目安に疲れすぎる前に寝かしつけをする
- 眠たいサインを観察してその子にあった寝かしつけのタイミングを探る
- 目をこする・ぐずる・あくびのサインが出たら、翌日は少し早めに寝かしつけを開始する
赤ちゃんの寝やすいタイミングや睡眠のスケジュール管理がわかった後は
以下の記事を参考に、赤ちゃんがさらに寝やすい環境を作ってみましょう!